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2億5,000万年前の記憶を椅子に宿す。kamaboco Chairという、空間の象徴

自然素材の力強さと、建築的な構造美をひとつの椅子に落とし込んだ kamaboco Chair

これは、単なる椅子ではありません。
石という素材が持つ時間の重み、建築的な構造の美しさ、そして空間に静かな緊張感をもたらす存在感を備えた、シーティングオブジェです。

隠岐石という、壮大な時間を持つ素材

kamaboco Chairに使用されているのは、隠岐石。

神が宿る島として知られる隠岐で採

れるこの石は、デザイナー提供資料によると、約2億5,000万年前の地層によって形成された希少性の高い石です。

日本列島が現在の姿になるよりもはるか昔、超大陸の一部だった時代に形成されたとされる隠岐片麻岩。
その長い時間の記憶を宿した石を、椅子という日常のスケールへ落とし込んでいる点に、kamaboco Chairの大きな魅力があります。

石によって黒系や青緑系の表情を持ち、磨くことで大理石のような白い縞柄が現れます。
重厚でありながら、どこか静謐。
和の空間にも、モダンなホテル空間にも自然に調和する素材です。

建築物のような椅子

デザインを手がけるのは、EPA CHAIR DESIGN OFFICE。

自然素材を大胆に使用し、建築物のようなディテールや、建築で用いる構造を椅子の寸法にスケールダウンして組み込むことを特徴とするデザインオフィスです。

EPA CHAIR DESIGN OFFICEのプロダクトは、家具でありながら、建築を見ているような感覚を与えます。
近づいて見たくなる。
構造を覗き込みたくなる。
触れて、その成り立ちを確かめたくなる。

kamaboco Chairにも、その思想が色濃く表れています。

インスピレーションは、日本の蒲鉾

kamaboco Chairの着想源は、蒲鉾。

半円形と板という、とてもシンプルな組み合わせ。
蒲鉾板が水分を調節し、鮮度を保つ役割を持つように、この椅子の構造部材には、建築的な役割が与えられています。

半円形の座面。
それを支える板状の石材。
そして、ビスや接着剤を使わずに組み上げるための継手。


この椅子には、建築で用いられる「相欠き」の考え方が取り入れられています。
材を互いに半分ずつ欠き取り、噛み合わせることで構造を成立させる技法です。

kamaboco Chairは、継手の噛み合わせと、隠岐石の座面が持つ自重によって固定されています。
異素材に頼らず、石そのものの質量と構造で成立している点が、この椅子の大きな特徴です。

空間の象徴となる一脚

kamaboco Chairは、一般的なダイニングチェアやラウンジチェアのように、数を揃えて使う家具とは少し異なります。

サウナやプールサイド、ホテルラウンジ、エントランスホールなど、空間の象徴となる場所にふさわしい一脚です。

隠岐石の重厚な質感と、彫刻的なフォルム。
その存在は、空間に強い印象を残します。

たとえば、ホテルのエントランスに置けば、訪れた人の記憶に残るアイコンに。
プライベートサウナやスパ空間に置けば、自然素材の力強さと静けさが、非日常の体験をより深いものにします。
インフィニティプールの水際に置けば、石・水・空・建築が呼応するような、象徴的な景色を生み出します。

天然石だからこそ生まれる個体差

kamaboco Chairは天然石を使用しているため、色味、柄、白い筋、石目、濃淡、天然由来のクラック、微細な凹凸には個体差があります。

それらは、均一な工業製品にはない、天然素材ならではの表情です。
同じものが二つとないこと。
それも、この椅子の価値のひとつです。

ただし、重量のある石製品のため、設置場所や搬入経路、床荷重などは事前確認が必要です。

melioraでは、設置する空間に合わせて、納品条件や搬入条件についても事前にご相談いただけます。

2億5,000万年前の日本の質量に、異素材は必要ない

kamaboco Chairは、素材の力をそのまま受け止める椅子です。

2億5,000万年前の記憶を持つ石。
建築的な構造。


蒲鉾という日本的なモチーフ。
そして、空間に静かに佇む彫刻のような存在感。

この椅子に座ることは、単に腰掛けることではなく、素材の時間に触れることでもあります。

空間に象徴性を持たせたい場所へ。
訪れる人の記憶に残る一脚をお探しの方へ。

kamaboco Chairは、家具でありながら、空間の中心となるプロダクトです。

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